厳しかった寒さも少しずつ緩んできたように思う今日この頃、
遠くに春が見えてきました。

早いもので、気づけば3月。
月初恒例のカレンダー、今月はこれ↓

『忍耐とは自分を抑えることではない 希望を持って耐える事である』

【解説】近頃「忍耐」という言葉を使う機会が少なくなってきたように思います。物資のない時代を体験されている年配の方々にとっては、その当時は、衣食住という生活の基本的な事さえままならず、「耐え忍ぶ」ことを日常的なごく当たり前のこととして受け止めていた記憶があると思います。忍耐というものは、人間の心身を鍛えてその能力を伸ばしていくため、また社会生活においての和を図るための心掛けとして、今の時代にこそ、尚更必要なものだと思います。ただ、それが何の楽しみも展望もなく、現状維持だけのために自分の心を抑え込む、というようなものであっては意味がありません。耐えねばならないことの本当の意味を知り、いつの日にか飛躍するために、自ら進んで耐えようとする勇気と希望を伴ってこそ価値があります。自分を支える心の柱が、自分の将来への強い情熱と確信から成り立っていることに誇りを持って歩んでいきたいものです。

 

「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、もって万世のために太平を開かんと欲す」

大東亜戦争の終戦を知らせた玉音放送での一部で、誰もがご存知の有名なお言葉。敗戦や多大な戦争の犠牲という苦難から、先の平和に繋げるために耐え忍ぶ。まさに先を 見据えた「忍耐」を象徴するような言葉だと思っています。

正に今、コロナとの戦いの真っ最中。
直接間接、多くの方々が犠牲となり、多くの方々に影響が出ている。

コロナの根絶は難しいでしょうが、今までも人類は、様々な疫病に対してワクチンや治療薬の開発によって何度も何度も乗り越えてきました。

今回のコロナも、「風邪みたいなもの」と笑える様になる日まで、正しく耐え忍び乗り越えられればと切に願います。

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