故人を弔う、お通夜・お葬式・年忌法要は、
法務の中でも大部分を占める。
その際に、良く出くわすのが、
『行年』『享年』の故人のお歳。


諸説はありますが、
『行年』=『享年』と思って頂いて結構です。
『行年』は、故人が生きた年数で、
『享年』は、天から与えられた年数。
『行年』『享年』は、共に数え年。


戦後、西洋の満年齢に、慣れ親しんだ私達には、
数え年は、非日常。
なので、お亡くなりになった時に、バタバタする。


満年齢に1才加えると、
数え年となると思っていらっしゃる方が大変多いのですが、
それは、間違いなのです。


西洋の考え方では、生まれた時に0歳。
365日経って、満1年目でやっと1歳、となるが、
数え年は、生まれた時にすでに1歳。
最初の元旦で1歳プラスするので、
12月31日の夜に生まれれば、
太陽も見ずに、元旦で2歳、となる。


妊娠中の子供を、人として考えるか否か?
数え年の日本は、お腹にいる時から人として認めているが、
西洋の満年齢は、「オギャー」って生まれるまでは人として認めない.



数え年は、古き良き日本の象徴(^^)