私達は、今後どのような人生を歩むのかを考える時、
幸福な余生を送りたいと思う結果、高級な持ち物・芝居見物・ゴルフ・旅行等々の享楽を考え、それが幸福と考えやすい。
しかし、本当の幸福は、そのようなモノの中にはないと思う。
本当の幸福は、進んで自己を何モノかに捧げ、
何モノかの犠牲になる事によって得られるものである。
地域の道路や公園の清掃、河川の空き缶拾い等々、他人から見て「そんなことして何の意義があるの?」と
思われるかもしれないが、それがどんなささやかな事であっても、
伝教大師の云われた「一灯照隅 萬灯遍照」で、
その事にどれだけのお陰が含まれるのか計り知れないモノがあり、
道半ばであっても「私は幸福である」と思う。
それが、不安・不足・不満でなく安心である。
まずは手始めに、夫は妻のために妻は夫のために、主人は家庭・地域のために犠牲になろう。