当山は子宝寺ですので、「雌雄の松」を植え、いつまでも青く、子孫繁栄を願っています。
「知足観世音菩薩」は、おそらく我が国では初めて耳にされる観音様だと思いますが、不満・不足・不安の多いこの世の中にあって、たとえば、私が貧乏で、病弱で年老いていたとしても、命ある私が「感謝する事に足るを知る」と思う時、幸せが私に訪れるのです。
「不満・不足・不安」は「感謝する事に足るを知る」と思う時、幸せが訪れます。
この庭園の石は「弥陀石」「観音石」「勢至石」の三石を合わせて「三尊石」と称し、鬼門除けに悩んだ時に手を合わせて下さい。
願い事がある時は、この輪を何遍も回して下さい。
触れたり拝んだりする事で御釈迦様のお徳が頂けます。
登りは多少辛いので「辛抱坂」と称し、人生の前半を表現しました。帰る時は「安寧坂(あんねいざか)」です。
この階段は鬼門に向かっていますが、当山では、「喜門坂」と呼びます。
帰る時は「楽々坂」です。
当山の院号は歓喜心院です。それに因んで「歓喜門」と名付けました。この門は南北方向に立っており、真西に向かって参る事になります。
正面は当山のシンボル「子授け地蔵尊」と「地蔵石」です。六道で苦しむ私達を救って下さる方です。
この道はこの世で地位、収入、親子、地域環境などで不満、不足、不信、不安に苦しむ私達の日頃の道です。
この滝の水は、地下50mの所から汲み取られ、昨日の水は大和川を渡り大阪湾へ、今日の水は明日は大阪湾へ流れていきます。
ここにいる私も明日は如何成っているかわかりません。「ついに行く道とはかねて聞きしかと昨日今日とは思わざりしを」 在原業平
当山では毎日この水でご飯を炊いています。
ここは、欲しい・在りたいの道です。
楽に登りたい等々、この世では名誉が欲しい、収入が欲しい、近道をしたい…と苦しみます。
ここは、大和平野が見下ろせる絶景の場所ですが、いつまでも居る事は出来ません。
総社…牛頭天皇(津島神社より分祀)
山之神…大山祇神社(愛媛県より分祀)
火之神…愛宕神社(亀岡市より分祀)
農業之神…雷神社(京都上賀茂神社より分祀)
水之神…貴船神社(京都より分祀)
これらの神社は、元を辿れば須佐男命(須加神社)です。祈願するのではなく感謝する神社です。
この橋を渡れば将来必ず死(往生)にます。
でも渡らずに戻ってきても死にます。
この世で生きていたい年数を10で割って1歩として10歩で渡って下さい。
せっかく登ったのに、また降りるのです。
私達は満たされない事に腹立ちの心があります。それが「畜生の道」です。
平坦な道が続きますが、少し左右に曲がります。寄り道、息抜きが幸運を呼ぶのです。
京都知恩院の「濡れ神」さんと同じように、男女和合・商売繁盛の稲荷さんを十三塔に分祀させて頂きました。
御釈迦様の弟子で十六羅漢の一人、鬢頭瑠尊者。別名「なでぼとけ」とも云われ、ご自身の具合の悪いところと同じ部分を撫でて頂き、回復をご祈念頂く事で加護が頂けると信じられております。
将来の本堂予定地です。
ここは何も世間は見えません。何の意見も聞き入れない人の事を云います。
竹筒に耳を当てて下さい。「辛抱しなさい」の音が聞こえます。