浄土宗
阿弥陀如来立像
開山は行基菩薩(668−749)とも、或いは文徳天皇(827−859)の勅願とも言い伝えられている。
布施甲斐守は由緒あるにより、寺禄若干を寄付したので、布施山(歓喜寺)と称する。
元亀年中(室町時代終わり)布施行盛没落の時兵火にかかり堂宇焼失、わずかに地蔵菩薩一体難を免れたので、これを本尊として小堂が建てられたが、延宝元年(1673)頌誉上人は、現在の本堂を建立し、阿弥陀如来像を本尊として安置したと伝えられる。
最近では、昭和50年9月、三笠宮寛仁殿下が御参詣されました。
その昔、子宝に恵まれなかった文徳天皇が当寺を訪れて祈願したところ、めでたく世継(清和天皇)に恵まれたと伝えられることから、文徳天皇ゆかりの『子授け寺』として今日に受け継がれ、「子宝に霊験あらたか」な寺として、一千二百有余年の長い歴史を超えて、現在も「御本尊の前で祈願すると子宝に恵まれる」と言い伝えられており、 文徳天皇にあやかりたいとの願いを胸に全国各地、中には海外から子宝を求めるご夫婦にお参り頂いております。